ハコミってなに?

  ハコミセラピーは、身体に注目するさまざまな療法を、創始者ロン・クルツ博士が、 自らの体験に基づく独自の理論で統合し、今の時代にふさわしい心理療法として創りあげたものです。 博士の豊富な臨床経験と、人間科学から精神世界までおよぶ幅広く豊かな見識、そして人間という 存在に対する深い愛情の念から生み出されました。

  ハコミセラピストは、その人その人のペースを尊重し、大切にしながら、自然にわき上がってくる感情、 身体の感覚や動き、イメージ、記憶などにしっかりと寄り添うことで、気づきと変容を無理のない形で援助していきます。 マインドフルネスの意識状態を積極的に活用する、その繊細で柔和な進め方は、西洋人とは異なり、 自己を内省することに長けた日本人の心理的傾向にとても合ったものです。


「ハコミ」って日本語?

ハコミという言葉は、アメリカ先住民、ホピ族の言葉で、 「日常のリアリティのさまざまな側面に対して、あなたはいかに参画しているのか? (How do you stand in relation to these many realms?)」簡単に言い換えるならば 「あなたは何者か?(Who are you?)」という意味を持っています。

●ハコミセラピーを体験するには

●ハコミセラピーの解説
    ・ハコミセラピーとは 〜 マインドフルネスの積極的活用
    ・こころとからだは密接につながっている
    ・日本人向きの繊細で柔和なアプローチ
    ・ラビング・プレゼンスと関係性
    ・脳科学とハコミセラピー
      -脳の「ネガティブ指向」が苦しみを引き寄せる
      -新たな「快」体験の吸収が脳を変える
      -ハコミは脳や心をポジティブな方向へと誘っていく

●ハコミセラピー関連書籍

ハコミセラピーを体験するには

国際的な認定書です。
ハコミトレーニングは、
アメリカ各地、ヨーロッパ、南米、
オセアニアなどでも行われています。

個人セラピー

認定セラピストによるハコミの個人セラピーが受けられます。 気になること、困っていること、 もっとこうなりたいなど、相談される方のご要望にそったセッションを行います。
  >セラピストの一覧

ハコミ ワークショップ

◆1日体験ワークショップ
「ハコミがどんなセラピーなのか、まずはちょっと体験してみたい」 という方のための、1日ワークショップです。3種類のワークショップがあり、各地で開催されています。 ご関心に応じて、どのワークショップにも自由に参加していただけます。
  >詳しくはこちら


◆ワークショップの「おもちゃ箱」
ハコミと他のさまざまなワークとのコラボ・ワークショップなど、いろいろな種類のワークショップが、各地で随時開催されています。
  >詳しくはこちら

トレーニング コース

2種類以上の「1日体験ワークショップ」に参加された後、さらにハコミの体験を深めたり、より本格的に学びたい と思われる方のためのコースです。「自己成長や癒し」のための 『ファンダメンタル Beingコース』 と、 「ハコミセラピーの理論や技法の習得」のための 『プロフェッショナル Skillコース』 があります。 セラピストをめざされる方は、両コース修了後に、認定審査があり、それに合格すると「ハコミ認定セラピスト」として認定されます。
  >詳しくはこちら

ハコミセラピーの解説 ハコミセラピーとは 〜 マインドフルネスの積極的活用

  ハコミセラピーは、アメリカ人のセラピスト、ロン・クルツ博士によって1980年前後に確立された、繊細かつ深い心理療法です。 仏教瞑想的な「マインドフルネス」の意識状態を初めて応用した心理療法のひとつでもあります。 現在では、アメリカ各地だけでなく ヨーロッパ各国、南米、オセアニアにも普及してきています。日本で紹介され始めたのは1995年頃からですが、その繊細で柔和な進め方は、 西洋人とは異なる日本人の心理的傾向や精神構造にマッチしたものと言えるかもしれません。 ハコミでは、マインドフルネスの意識状態を活用 しながら、自分探しのプロセスを非常に丁寧に、無理なく援助していきます。ある意味では、「援助者つきの瞑想」とも言えるような心理療法です。

  西洋人と比べて自我の意識が弱く、自己を表現することに不慣れな多くの日本人にとって、こうした内省的なアプローチは 実にしっくりとくるものでしょう。 実際、ハコミは東洋思想、特にタオイズムと仏教の影響も色濃く受けており、それを各種のカウンセリング理論、 催眠療法、ボディワーク、有機システム論など、現代の西洋におけるさまざまな人間探求の試みへと統合した、極めて包括的な心理療法です。 また、ハコミセラピーは、その技法のパワフルさによって時に短期療法として役立つだけでなく、クライアントとセラピストの深い関係性を 前提とする長期療法にも対応できる心理療法でもあります。

こころとからだは密接につながっている

  ハコミでは「こころとからだの関連性」を重視します。 夢が無意識への入口と言われるように、身体にもさまざまな無意識的な 情報が潜んでいます。 たとえば、ふだん何気なくしている仕草や姿勢などにも、多くの場合その人についての重要なメッセージが現れています。 また、慢性的な身体の諸症状にも何らかの心的要因が関係している場合が多いのです。ですから、その症状の背後に潜む心理的な課題を 解消することによって、身体症状が解消されるということが起こります。

  このように、ただ話をして自分の気持ちや考えを見つめていくだけではなく、その時まさに起こっている身体の感覚や動き などにも注意を向けることによって、普段はっきりと意識することが難しい、自分のこころとからだが発っしているメッセージに気づくことが 容易になります。ですから、ハコミではその瞬間瞬間にどんな体験が起こっているかを重視し、その背後にある意味を丁寧に探求していきます。

日本人向きの繊細で柔和なアプローチ

  ハコミのもうひとつの大きな特徴は、冒頭にも触れた「繊細さ」でしょう。一般に、西洋で発展を遂げてきた各種の心理療法は、 対決的で、自己表現を要求するものが多いのが現実です。 そのため、西洋人と比べて自我の意識が弱く、自己を表現することに不慣れな 日本人にとっては「きつい」と感じられることがままあるようです。

  その点、ハコミは非常に柔和かつ繊細なアプローチをとります。すなわち、基本的にハコミでは、「目を閉じて静かに自分の 内面を観察する」状態(マインドフルネス)に留まり、無意識からの微妙なメッセージを聞こえ難くしている意識レベルでの雑音(諸々の感情や 思い込み、理屈づけなど)を小さくすることによって、自らの無意識との内なる交流を可能にしていきます。 そして、「ノンバイオレンス」の 原則に則って、そこで自発的に起こってくる体験を丁寧に受け止め、寄り添って行きます。 すると、無意識の奥底に潜んで人生をコントロール している固定観念や思い込みなどに、無理のない形で気づいていくことができるのです。

  そうした「生きにくさ」を感じさせる元となっている固定観念などを、ハコミではコア・ビリーフと呼びます。 それらは多くの場合、両親との関係を中心とした乳幼児期のさまざまな体験に関係しています。ですから、自らのインナーチャイルド(内なる子供) と対話をすることによって、「大人としての自分」と「子供としての自分」との間に存在する気持ちの葛藤などに気づき、それらを解消するための 方法を見つけていくこともしばしば行われます。

ラビング・プレゼンスと関係性

  本来こうした一連の癒しのプロセスは、自分自身の内側から自発的に起こって来るものです。 ハコミセラピストは、 そのプロセスを自然な形で呼び起こすための受容的でいたわりに満ちた環境を作り上げ、それを維持しながら寄り添っていきます。 そうした愛と尊敬を深める関係性の基盤となるのが、最重要概念のひとつである「ラビング・プレゼンス」です。

  その根底にあるのは、相手に何かを与えようとするよりも、むしろセラピスト自身にとっての目には見えない「糧」を、 相手の存在を通じて積極的に受け取ることによって、自らを深く満たしてあげようとする行為です。 そうすることに伴って、相手の存在を尊重し、 受け入れようとする姿勢が自ずと生まれ、深い信頼感に裏打ちされた関係性の場が、無理なく自然に創られていきます。

  すなわち、「相手にあわせようとする」ことからではなく、まずは「自らを満たそうと試みる」ことから、関係性の場が 創られるという逆転の発想です。ラビング・プレゼンスは、心理療法の分野だけに留まらず様々な日常の人間関係にも応用可能で、 日々の生活の中で常に自分の心を深く満たし、かつ人とのより豊かな関係性を築いていくための大きな助けともなります。

脳科学とハコミセラピー

  近年、「脳科学」という言葉をよく耳にするようになりました。人間の脳に関する研究が急速に進み、脳の働きと心の動きとの 関連性についても、さまざまな事が解明されてきました。ハコミ創始者であるロン・クルツ博士も、晩年は特に脳科学と心理学との関連について、 さまざまな研究と探求を行っておられました。そうした中で、ハコミセラピーは、脳科学の視点から見ても、とても理にかなった心理療法である ことが明らかになってきています。

  脳科学と仏教の見地から、心の平安を生み出すような脳を育むための具体的方法を提示し、すでに20数カ国語に翻訳されている 世界的ベストセラー、『ブッダの脳』の共著者であるリック・ハンソン博士が初来日された際には、日本でもお馴染みのハコミトレーナー、 ドナ・マーチンさんからの紹介で、我々もプライベートでゆっくりと会食する機会を得て、脳科学の新しい情報やそうした観点から見たハコミの 有益性などについて、とても貴重なお話をうかがうことができました。

  博士は、ハコミについて次のようにおっしゃっています。「ハコミで行っているアプローチは統合的で、左脳と右脳、 言語的プロセスと非言語的な視覚的プロセスとを(水平方向に)つなぎ、大脳皮質(特に前頭葉前部皮質)を大脳辺縁系などの皮質下や脳幹の領域と、 また物事を実行していく機能を感情や情念の働きと(垂直方向に)つなぐことになる」。

  そうした点について、少しまとめてみることにします。

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