座談会

座談会

参加者: 「トレーニング受講生」8名 および「認定セラピスト」2名 (男性2・女性8/30~60歳代)
職 種: 教員、パイロット、主婦、電話オペレ―ター、住職、ヘルパー、看護士、子育て相談員、会社秘書
司 会: 阿部優美(ハコミ公認トレーナー)

座談会① ~ ハコミとの出会い

優美
皆さん、今日はお集まりいただいて、ありがとうございます。それぞれに、ご自身のハコミ体験や、ハコミについて感じていることなどを、肩肘はらず素直に、自由にワイワイと話してもらえたら嬉しいです。
では、まず「ハコミを知ったきっかけ」について聞かせてもらえますか?

俊子さん
私の場合、きっかけは、知り合いのブログのリンクから飛んだら、ハコミのワークショップに出たという人が2人いたんですよ。そのページにリンクもあって、そこに飛んで、ハコミのホームページを見たら「ちょっと行ってみたいなぁ…」という気持ちになって、1日体験ワークショプに参加しました

照夫さん
人と共感できなくて、自分なりに悩んでいる頃に、カウンセラーみたいなことをやっている娘に「悩んでいるんだけど…」と言ったら、「お父さん、いいメソッドがあるよ」と教えてくれて、ラビング・プレゼンスのワークショップを紹介され、そこからスタートです。

若菜さん
私は、ボランティアの電話相談を長いことやっているんですが、自助グループなので、電話を聞いているうちに相談を受けている人の方がつらくなっちゃって「もうこれ以上できない」、と次々辞めてしまうんです。それで、人を増やしたいということで、カウンセラー養成講座というのを10回くらいでやることになったのですが、その中にハコミも入っていて、短時間でしたがワークを受けたのが、知ったきっかけです。

武子さん
私が知ったきっかけは、2015年の7月に関西の先生が東京でした講演会の時に、その先生が使っている手法の紹介の中にハコミもあって、そこで「ハコミ」ってメモをして帰ってきました。

優美
関西の先生って何の先生? お医者さんですか?

武子さん
内科のお医者さんですが、統合医療をやっている先生です。
「話を聞きたいな」と思って参加した時に、ハコミって言われて、初めてハコミっていう言葉を知りました。

定幸さん
僕は、最初バイオエナジェティックスのワークショップに行って、そこで両親の問題をワークしたんですけど、感情が出すぎて、すごくきつかったんですよ。その時にたまたま隣にいた女の人が「ハコミセラピーっていうのがありますよ」と教えてくれて、そっちの方にも興味をもって、本を読んでみて、まだ十分には分からなかったんですけど、「なんかピンときた」っていうのがきっかけですね。

静子さん
ハコミを知ったきっかけは、齋藤学先生のIFF(家族機能研究所)に時々行ったりとか、齋藤先生の本を読んでいたりとかしていて、ホームページに「IFF主催のハコミ・ワークショップ」が載っていたので、それが最初のきっかけです。

ちかさん
私も、きっかけはIFFでした。清里での3泊4日合宿ワークショップの案内を見たんです。
ちょうど就職して10年目で2日間の休暇が出たので、休暇を有効に使いたいという気持ちと、休む理由をちょっと自分の中で正当化したかったので「半分お勉強っぽい感じでするんだったら、やってもいいんじゃないかな」みたいな感じがあったのと、その年は仕事がすごく大変で、ちゃんと自分を癒すというか、休めてあげる必要があるなと思ったので、渡りに船だったんです。
「休暇を有効に使えそうだし、自分を大事にする時間にしたいし、その両方に合いそうだな」という感じがあったのが、最初のきっかけですかね。

冬実さん
私は、友人からの紹介です。「ハコミ、すごくいいよ!」って。それで、1日体験ワークショプがあったので、出てみる気になりました。

座談会② ~ ハコミのワークショップに参加しようと思ったのは?

優美
次は「ハコミのどんなところに関心を持ったのか?」という話に入ってもいいですか? もう話してくれた人もいるけど、「どうしてワークショップに行ってみたいと思ったか?」や、参加するのを決めたポイントなども聞かせてください。

ちかさん
合宿ワークショップの案内を見た時に、ゆっくりそうな感じがしたのと、「それぞれのペースにあって…」という言葉や、「深いことを穏やかに…」みたいな事が書いてあったんだと思うんですけど。それがなんか安全そうな感じがしたのと、ゆっくりそうな感じがしたので、そういうのがくつろげそうだなっていうか、休めそうだなっていうか、そういう感じがあったんですよね。

静子さん
ハコミのワークショップを知った頃、すごく行き詰った感じが自分の中にあって、「何か自分が変わらなきゃ、この先苦しいな」っていう感じが自分の中に大きくなっていて…。どうしたらいいか分からないけど、「とりあえず片っ端からワークショップを受けてみよう!」と動き出して、ハコミは結構早くて、2つ目くらいだったんですよ。

武子さん
私は、講演会の中で「ハコミ」という言葉を聞いた時、すぐにインターネットで調べて、本を買いました。本を読んで「ああ、もうこれや!」と思いましたね。もともとカウンセリングというのは「いつか学びたい」というか、「自分のものにしたい」という気持ちがずっとあったので、タイミングよく本を見た、ということと、その後にネット検索したら9月にジョージアさんが来られる4日間のワークショップがあって、また、その日が空いていたんですよね。「もう、これや!」と思ってすぐ申し込みました。

優美
「これだ!」って思ったのは、どういうところで?

武子さん
そうですね、やっぱりマインドフルネスっていうところと、単なる手法ではないところの、奥深くのところにアプローチをする感じかな。ワークショップ開催のタイミングがすごくよくて、全部がお休みでフルに参加できたので、もうガッツリ。その時は、まずハコミを知るというとことから入りました。

若菜さん
カウンセラー養成講座の10回の中のひとつにハコミが入っていた、という話をしましたけど、その時のハコミで同じグループになった人から、原家族の自分の成育歴みたいな話が出てきたんです。
「電話で話を聴いているだけじゃ、こんな話は相当聴かなきゃ出てこないよなぁ」と思うような内容が、いきなり出てきたので驚いて、「うわっ、早い!」と思って、「面白いなぁ…」と興味を持ちました。
なので、その頃は2年間のトレーニング・コースだったので、けっこう高かったんですけど、「2年なら、まあいいか・・・・」と思って、申し込みました。

俊子さん
私は、ハコミを知った頃、人の話を聴くのが上手くいかない、という行き詰る感じがしていた時で、何かそういうことが学べそうなところに行きたくなっていました。それで、ハコミの1日体験ワークショップに参加することにしました。

萌子さん
私の場合、自分が学んでいる親子支援の中で、私自身が「親子さんに寄り添うっていうのが苦手だなぁ」という意識があって、「ハコミが何か参考になりそうかも」って思ってはいました。
知り合いのハコミ・トレーナーが主催で、東日本大震災のすぐ後の癒しワークショプがあって、ちょうどそういう大きな出来事があって「なんか、みんなで寄り添えるのかなぁ」という期待感で参加したのが最初です。

定幸さん
息子が感情が爆発するようなタイプの子で、最初のうちはEQ関係のワークショップにも割と出ていたんです。
でも、まだ子どもがそれを頭で理解しながらできるような状態ではなくて、
「子どもより俺かなぁ…俺いろいろ問題あるなぁ」というのもだんだん見えてきたりもして・・・・。

それで、自分のためのワークショップにけっこう行くようになっていた中で、ハコミと出逢ったわけですが、最終的には、直感で「ハコミいいんじゃないの」という感じで参加しました。

優美
「直感」ということだけど、どんな直感というか、どんな風に惹かれた感じですか?

定幸さん
まあ、直感というのと、EQ関係のトレーニングというのは、心理テストやりながら自分の行動パターンとか、思考パターンとか、感情パターンとかが出てきて、それを見ながらコーチングみたいな形でサポートしていくんですが、もっと深いコアな部分というのを見ないんですよ。
そこをきちんと自分で理解してないと、いくらコーチングしても、会社などで必要なことはできたとしても、いざ家に帰ったら元に戻るじゃないですか、という話で・・・・。
結局、「根本的な部分から変えていかないと、自分のいろんなパターンは変わっていかないんじゃないかな」と僕は考えました。
そこからが直感なんですが、「ハコミだったら、そのコアな部分まで行きつけるんじゃないか?」という気がしたんです。
(~ 「座談会③」につづく ~)